光学式心拍数測定のトラブルシューティング
手首で精度の高い心拍数計測を行うには、Polarデバイスを正しい方法で装着する必要があります:
- 手首の上にPolarデバイスを装着します。手首の骨の上、指1本分以上の幅を持たせてください(下図参照)。
- リストバンドを手首周りにきつく締めます。センサーの後面が、常にあなたの皮膚と接触している必要があります。また、Polarデバイスが動かないよう、ぴったりと装着しなければなりません。Polarデバイスと肌の間の動きは読み取りに干渉するおそれがあります。
- リストバンドが緩みすぎているかどうかを確認する良い方法は、腕の両側からリストバンドを軽く押し上げて、センサーが肌から離れないことを確認することです。リストバンドを押し上げた時にセンサーのLEDライトが点いたら、正しく装着されていないということです。
トレーニング中は、デバイスの動きを最小限に抑えるため、Polarデバイスを手首の骨部分からさらに上のあたりで、リストバンドを少し強めに締めて着用してください。トレーニング セッションを開始する前に、Polarデバイスが肌になじむよう、装着後数分時間をとってください。トレーニング終了後、リストバンドを少し緩めてください。
計測機能の精度は、特に低温の環境下においては、センサー装着箇所の血液循環の具合によって変動します。手と手首まわりの皮膚温が血液循環に影響を及ぼすため、計測機能が正しく作動するよう、指先や手のひらを温めたり、手首をカバーするなどの対応をお願いします。
手首にタトゥーなどがある場合、ない場所にセンサーを装着してください。
上記の手順に従っても問題が解決しない場合は、デバイスをもう一方の手首に装着して、問題が解決されるかどうかを確認してください。
スイミング:Polarデバイスを使って、スイミングセッションを記録するときは、デバイスを手首にぴったりと(他のスポーツよりもぴったりと)着用することが重要です。このようにして、心拍数データの精度を可能な限り高めることができます。水は、手首での心拍計測が最適に機能するのを妨げる可能性がありますが、スイミングセッション中に平均心拍数と心拍ゾーンを監視し、正確な消費カロリー値を取得し、Smart Coaching機能を活用することができます。
Polar Verity Sense光学式心拍センサーは、スイミングセッション中に心拍数を記録するための最適なソリューションです。心拍数データを内部メモリに保存し、後でPolar Flowアプリと同期させることができます。プールでのスイミングに特化したスイミングモードに設定しておくと、Verity Senseが心拍数、距離、ペースを自動的に記録します。Polar Verity Sense製品パッケージには、スイミングゴーグル ストラップクリップが含まれており、スイミング中に心拍数を正確に測定するために、こめかみに対して着用できます。
Bluetoothは水中で機能しないため、スイミング中にチェストストラップ付きPolar心拍センサーをPolarデバイス(Ignite、Ignite 2、Ignite 3、M200、M430、Vantage M、Vantage M2、Vantage V、Vantage V2、Vantage V3、Grit X、Grit X Pro、Grit X2 Pro)と共に使用できないことに注意してください。
インドアサイクリング:屋内のサイクリングは動きが少なく、手は動かないため、ペダル回転においてハンドルバーをつかむ動作による信号を心拍数と誤って認識する場合があります。手首にあるデバイスを数センチメートルほど上に装着すると、心拍数信号が改善される場合があります。
筋力トレーニング:ウェートリフティングや懸垂といった手首に過度の圧力がかかるアクティビティを行う場合は、手首から心拍数を検出するのは難しいかもしれません。手首にあるデバイスを数センチメートルほど上に装着すると、心拍数信号が改善される場合があります。
ラケットスポーツ:ラケットスポーツといった、手の動きが不規則になるアクティビティでは、手首から正確な心拍数を読み取るのは難しくなります。このようなスポーツを行う場合は、トラッカーの利き腕を変更し、ラケットを持たない腕を選択することができます。
手首上でセンサーを固定することが難しい、またはセンサーの近くの筋肉または腱を動かすことの多いスポーツの場合は、Polar Verity Sense光学式心拍センサーは、手首での光学式心拍数計測に対する優れた代替策です。センサーを前腕または上腕の装着し、さまざまな場所を試して、一貫して心拍数を検出できる場所を探すことができます。例えば、短距離走、インターバルトレーニング、筋力トレーニングの場合、最も高い精度で計測するために、チェストストラップ付きPolar H10心拍センサーの使用をお勧めします。
どのようなスポーツであれ、デバイスを使用して、トレーニング中の平均心拍数や心拍ゾーンをモニタリングしたり、正確な燃焼カロリーを把握したり、他のPolar Smart Coaching機能を使用したりできます。
リストバンドをよりきつく締めてみてください。トレーニング中の心拍数の異常な数値の原因は以下が考えられます:
- 一部のスポーツプロファイルで心拍数の読み取り値が低すぎる場合は、心拍数(HR)の代わりに最大心拍数の割合(HR%)で心拍数を表示するようスポーツプロファイルが設定されているか確認します。スポーツプロファイルの設定の編集の詳細については、Polarデバイスのユーザーマニュアルでご確認ください。
- Polar製品は不整脈や不規則なリズムの検出に設計されておらず、干渉的な信号として解釈します。多くの場合、Polarトレーニングデバイスは不整脈の方にもご使用いただけますが、(拍動の間隔が非常に不規則な場合、)心拍数が正確に読み取れない場合もあります。
光学式心拍数測定の最高パフォーマンスを維持できるよう、センサーを清潔に保ち、傷がつかないようにしてください。測定は軽い強度での小さな変化に基づき、センサーの小さな汚れでさえ、パフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。同様にセンサーに傷があると、LEDの光は正しい方向に反射せず、デバイスのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
センサーと肌の間の動きは読み取りに干渉するおそれがあります。心拍数を正確に測定するには、センサーがぴったりと皮膚に接していることを確認してください。アームバンドを使う場合、センサーを手首ではなく、前腕または上腕にぴったりと装着する必要があります。スイミングゴーグル ストラップクリップを使用している場合、センサーと皮膚の間に髪の毛が一本も入らないようにして、こめかみの上で生え際にできるだけ近いところでストラップにセンサーを装着してください。
寒い環境では、肌の血液循環が弱くなり、センサーが適切に読み取ることができない場合があります。これは、腕の肌を温める、またはトレーニングを行い、肌の温度を高めることにより解決できます。
タトゥーがある場合、その場所では正確に読み取れない場合があるため、ない場所にセンサーを装着してください。
誠に勝手ながら、ゴールデンウィーク期間中は、サービスセンターを下記の通り休業とさせていただきます。
2024年 4月27日(土)~ 5月6日(月)
※ゴールデンウィーク休業前の修理品のご返送は、2024年4月19 日(金)弊社到着分までとさせていただきます。但し、修理の内容によりましては休業前の対応が出来かねる場合がございますのでご了承くださいませ。
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