Polar H9またはH10心拍センサー使用時の心拍数測定値が普段と異なる
Polarデバイスの心拍数が高すぎたり、低すぎたり、測定値が不規則だったりする場合は、以下のヒントをチェックして、考えられる原因を探ってください。どのヒントも役に立たない場合は、チェストストラップが摩耗している可能性があり、交換が必要です。Polarのチェストストラップのコレクションはpolar.comでご覧いただけます。
ストラップ汚れや乾いた汗がついている場合は、チェストストラップを40℃の洗濯機で洗って落としてください。チェストストラップを使用した後は、必ず毎回コネクターを両方のストラップスナップから外し、チェストストラップを水洗いするのを忘れないでください。チェストストラップはこまめに洗い、心拍センサーも清潔に保ってください。詳しいお手入れの方法は、布製チェストストラップ付き心拍センサーのお手入れ方法を参照してください。
使用後の心拍センサーとチェストストラップを適切にお手入れすることで、心拍シグナルの検出機能が良好に保たれ、長寿命が保証されます。
心拍センサーの電池(CR2025)を交換してください。電池残量がなくなりかけると、通信範囲が狭くなり、心拍数の測定に誤差が生じることがあります。バッテリーの交換方法については、H10/H9心拍センサーのバッテリーを交換するには?を参照してください。
バッテリーを交換する前に、Polar BeatまたはPolar Flowアプリで心拍センサーのバッテリー残量を確認することができます。
肌とチェストストラップの接触状態を良好に保つには:
- チェストストラップを40℃の洗濯機で洗い、汚れや乾いた汗を落としてください。詳しいお手入れの方法は、布製チェストストラップ付き心拍センサーのお手入れ方法を参照してください。
- トレーニングの前に、チェストストラップの電極部分を水道水で十分に湿らせてください。
- トレーニング セッションの開始時には肌が乾燥している場合がありますが、湿らせることによって、より良い接触が保証されます。汗をかきはじめると、汗の中の塩分が電気シグナルを非常に良く通すため、接触が改善されます。
- チェストストラップを締め、胸にぴったりとフィットさせます。
- チェストストラップが緩んでいると、動いたときに電気的に測定されたシグナルの検出が妨げられます。標準サイズのチェストストラップがうまくフィットしない場合は、もっと大きい、またはもっと小さいサイズのチェストストラップをpolar.comでアクセサリとして購入できます。チェストストラップは時間とともに、また水に濡れると伸びるのでご注意ください。
- センサーを左に4~6cm動かします。
- センサーを胸筋の下(推奨位置)に配置したときにシグナルが弱い場合は、センサーを4~6 cm左に動かし、シグナルが最も強くなる位置を見つけてください。
- 胸毛が生えている人は、電極部分の下にあたる胸の部分を少しだけ剃ってみてください。
- 心拍シグナルが見つからない場合、センサーを異なる位置に配置したり、または、胸毛を小さい範囲で剃ることで改善が見られることがあります。
Polar心拍センサーは、最もシグナルが強い場所である胸部から心拍シグナルを電気的に測定します。シグナル強度に影響を与えることはできません。電気的に測定される心拍シグナルの種類は、個人によって若干異なります。シグナルの強さは、胸の形、心臓の解剖学的位置と姿勢(向き)、電極の位置、そして体脂肪の量に左右されます。電気的に測定されたシグナルが弱いと、シングルはより攪乱されやすくなります。シグナルの検出精度を保証するには、肌と電極の間の接触が一定であることが必要です(測定が可能になる前に必要となります)。
Polarウォッチの心拍センサーを使用しており、一部のスポーツプロファイルで心拍数の読み取り値が低すぎる場合は、毎分の心拍数(bpm)の代わりに、常に最大心拍数に対する割合(%)または予備心拍数に対する割合(%)で心拍数を表示するようスポーツプロファイルが設定されているか確認します。詳細は、Polar Flowでスポーツプロファイルとトレーニングビューを編集するには?を参照してください。
受信デバイスを自分の前に置いて、十分な伝送範囲を確保します。たとえば、スマートフォンの位置は前ポケットかハンドルバーが最適です。Bluetoothシグナルは人体を通過しないため、受信デバイスをバックパックや腕のポケットに入れたり、ローラースケート中に腕時計を受信デバイスとして使用しているときに、両手を後ろに回したりしないでください。
心拍センサーに対応する2台のBluetoothデバイスと心拍センサーとを同時に使用する場合は、 2台の受信BLEデバイス(Beatアプリ)または2台のBluetoothデバイス(Polar Flowアプリ)をオンにします。手順については、H10を複数デバイスとペアリングできますか?を参照してください。
心拍センサーを、GymLink(5 kHz)対応の古いPolarウォッチまたはジム器具で使用する場合は、GymLink設定がオンになっていることをPolar FlowまたはBeatアプリで確認してください。ANT+デバイスを使用している場合は、ANT+設定がオンになっていることを確認してください。詳細については、H10/H9/OH1心拍センサーの設定を最適化するにはどうすればよいですか?を参照してください。
大気湿度が低い場合、また、風の強い場所でサイクリングしている場合は、たなびくシャツが心拍センサーを擦って、静電気を発生させることがあります。特に、肌と心拍センサーとの接触が不良な場合は、これによって追加のシグナルが出る場合があります。これを防止するには:
- 心拍センサーを4~6 cm左に配置してください。
- チェストストラップの電極部分を湿らせてください。
- 合成繊維でできたシャツの代わりに、コットン製シャツを着用してください。
- 素材のたなびきを防止するために、体によりフィットするシャツを使用してください。
- 濡れたシャツの上で、心拍センサーを使用してください。
Polarデバイスは不整脈や不規則なリズムを検出するために設計されておらず、それらを干渉的な信号として解釈します。多くの場合、Polarトレーニングデバイスは不整脈の方にもご使用いただけますが、(拍動の間隔が非常に不規則な場合は)心拍数が正確に読み取れない場合もあります。
ペースメーカーや他の体内埋め込み式の電子デバイスを使用している場合は、ペースメーカーとPolar製品で詳細をご確認ください。
チェストストラップは永遠に使えるわけではありません。定期的に着用・洗濯する他の衣類と同じように、チェストストラップも消耗することをご留意ください。チェストストラップの状態が良いように見えても、中の電極が摩耗し、測定値の信頼性が落ちていることがあります。交換用チェストストラップはpolar.comでアクセサリーとして購入できます。
最高の性能と精度を得るには、Polarセンサーを備えたPolarチェストストラップのみを使用することをお勧めします。サードパーティ製のチェストストラップは互換性はあるかもしれませんが、Polarのチェストストラップと同じレベルの精度と信頼性を提供しない可能性があります。
これらのヒントで解決しない場合は、 Polar カスタマーケアまでお問い合わせください。
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誠に勝手ながら、ゴールデンウィーク期間中は、サービスセンターを下記の通り休業とさせていただきます。
2024年 4月27日(土)~ 5月6日(月)
※ゴールデンウィーク休業前の修理品のご返送は、2024年4月19 日(金)弊社到着分までとさせていただきます。但し、修理の内容によりましては休業前の対応が出来かねる場合がございますのでご了承くださいませ。
その他、修理のお問い合わせはサービスセンター info.jp@polar.com までご連絡下さい。
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