FuelWise™
FuelWise™ 栄養補給リマインダー機能で、トレーニング セッション中も常にエネルギーあふれる力強さをキープ。FuelWise™は、栄養補給のタイミングを通知し、長時間に及ぶセッションでも適切なエネルギーレベルを維持するために役立つ3つの機能をフィーチャー。スマート炭水化物リマインダー、手動炭水化物リマインダー、そしてドリンク リマインダーです。
スマート炭水化物リマインダーは、トレーニング頻度と身体情報を考慮に入れながら、トレーニング セッションの概算した強度と時間から必要な栄養補給量を推定します。そしてトレーニングの実際の強度に基づきリマインダー通知の頻度を調整します。手動炭水化物リマインダーとドリンク リマインダーは時間をマニュアルでセットしておくことで(例えば15分・30分間隔などあらかじめ設定)インターバルにリマインダーを通知します。
炭水化物は脂肪やタンパク質とは違い体内にすばやく吸収され、グルコースに変わるので栄養補給には理想的です。グルコースはトレーニング中に消費する主要なエネルギー源です。トレーニング強度が高くなると、脂肪燃焼量との比率において、より多くのグルコースが消費されるようになります。トレーニング セッションが90分未満の場合、通常は炭水化物を補給する必要はありません。しかし短時間のトレーニング セッションでも炭水化物を余分に摂取することは、機敏性、集中力の向上に役立ちます。
FuelWiseを使ったトレーニング
ベストな結果を望むのなら、長時間のセッションを通して適切なエネルギーレベルを維持し、水分補給を十分に行いましょう。長時間のレースやトレーニング セッションでは、炭水化物と水分の補給を一定の間隔で行うことが必要となります。FuelWiseの炭水化物リマインダーとドリンク リマインダー機能で、適度な水分と栄養補給を促します。疲労が高まる長時間に及ぶ競技大会では特に、このリマインダー機能が役に立つでしょう。アドベンチャーレースなどではルートのナビゲーションなど、他にも目の前にタスクが山積みで栄養補給を忘れがちです。ぜひ活用しましょう。
補給スケージュールを立てる時に気をつけたいのは、個々のアスリートによってニーズは異なるということです。異なる製品や分量を試しながら、自分自身に合った、一番効率的な栄養補給の方法を見つけましょう。違う種類の栄養補給食品やドリンクをトレーニング中に、まずは少量ずつ試して自分に合うかどうかチェックします。運動中に炭水化物を摂取することの影響の具合は、個々のアスリートによって異なります。常日頃から運動中に栄養補給を実践している皆さんは、炭水化物の吸収力も長けていることでしょう。 消化速度には個人差があり、習慣化することにより向上します。そしてハードなトレーニングを行っている皆さんは、きっとトレーニング中に炭水化物を吸収できるよう身体の調整をすでにされていることでしょう。
FuelWiseでセッションを開始
FuelWise™機能(スマート炭水化物リマインダー、手動炭水化物リマインダー、ドリンク リマインダー)は、メインメニューの栄養補給から設定できます。
このいずれかの機能の使用中は、トレーニング セッションは栄養補給メニューからスタートします。リマインダーを設定し、次へを選択すると、プレトレーニングモードに自動的に移動します。次にスポーツプロファイルを選択し、トレーニング セッションを開始します。
スマート炭水化物リマインダー
スマート炭水化物リマインダーを使用する場合は、トレーニング セッション時間と強度を推定し、トレーニング セッション中に補給が必要な炭水化物の量を算出します。必要な炭水化物の補給量を算出する際、トレーニング頻度と年齢、性別、身長、体重、最大心拍数、安静時の心拍数、最大酸素摂取量(VO2max)、有酸素心拍数閾値、無酸素心拍数閾値を含む身体情報の設定内容を考慮に入れています。
リマインダーのタイミングは、スポーツ栄養食品の摂取量(炭水化物のグラム量)によって変動します。トレーニング中、ウォッチが心拍数データから算出した強度を基に実際のエネルギー消費量を記録し、それに合わせてリマインダーの頻度を調整します。食品の摂取量(炭水化物のグラム量)は、トレーニング セッションを通じて常に同じです。
リマインダーの頻度が多くなる可能性もあるため、栄養補給アイテムを多めに携帯しましょう。トレーニング セッションの時間が予定よりも長くなる場合や、思っていたよりもエネルギー消費量が多くなる場合も考えられるからです。トレーニング後に、実際摂取した炭水化物の量よりも使用した量の方が多いという結果が出ても驚かないでください。トレーニング中に消費する炭水化物の全体量をカバーすることがこの機能の目的ではないからです。グルコースと共にエネルギー源として、脂肪分は体内に蓄積されます。トレーニング セッション中にその比率は変動していきます。
スマート炭水化物リマインダーの設定
- メインメニューで「栄養補給」 > 「スマート炭水化物リマインダー」を選択します。
- トレーニング セッションの推定所要時間を設定します。選択できるのは最短で30分です。
- トレーニング セッションの推定強度を設定します。強度は心拍ゾーンと共に設定されます。
- 希望の補給食の一食ごとの炭水化物量(5~100グラム)を設定します。
- 「次へ」を選択します。
リマインダーを設定すると、選択内容の概要が表示されます。この時点ではまだ、いま設定したリマインダーを削除したりドリンク リマインダーを追加したりすることが可能です。トレーニング セッションを開始する準備ができたら、「今すぐ使う」を選択して、プレトレーニングモードに進みます。
スマート炭水化物リマインダーにドリンク リマインダーを追加すると、その都度必要な推定水分補給量も表示されます。これは適度な運動量における条件下での平均発汗量を基準にしています(必要水分量 0.4~0.8リットル/1時間)。

炭水化物を摂取すべき時間が来ると、腕時計が振動し、「カーボ要 ( ) g」のアラートがディスプレイに表示されます。
手動炭水化物リマインダー
自分で炭水化物リマインダーの通知のタイミングを設定し、繰り返す頻度を調整することも可能です。栄養補給の最良の方法を体験からすでに知っている、耐久力を要するスポーツに熟練したアスリートなら、このオプションがベストかもしれません。今までの経験からこの方法が適切であると考えるならば、手動炭水化物リマインダーのオプションを選ぶとよいでしょう。
手動炭水化物リマインダーの設定
- メインメニューで「栄養補給」 > 「手動炭水化物リマインダー」を選択します。
- リマインダーのインターバル(5~60分)を設定します。
リマインダーを設定すると、選択内容の概要が表示されます。この時点ではまだ、いま設定したリマインダーを削除したりドリンク リマインダーを追加したりすることが可能です。トレーニング セッションを開始する準備ができたら、「今すぐ使う」を選択して、プレトレーニングモードに進みます。

炭水化物を摂取すべき時間が来ると、腕時計が振動し、「炭水化物補給」のアラートがディスプレイに表示されます。
ドリンク リマインダー
運動中は飲料をできるだけ頻繁に摂り(ただし一度にたくさん飲むのは控えてください)、身体に水分を取り込みましょう。トレーニング セッション中適度な水分量を維持するため、外的な条件や自分の希望を考慮しつつ、ドリンク リマインダーの頻度を設定します。気温の高い日、そして高強度のトレーニングを行う日には、通常より頻繁にリマインダーが必要となります。普段から高温の条件下でのトレーニングを積んでいない場合は、特にこれは重要なポイントです。
のどが渇いたと感じた時はもう遅いのです-なぜならそれは水分レベルが下がっていることを示すからです。その時点ですでにパフォーマンスレベルの低下が進んでいます。ドリンク リマインダー機能を使えば、水分補給のタイミングを逃すこともありません。
ドリンク リマインダーの設定
- メインメニューで「栄養補給」 > 「ドリンク リマインダー」を選択します。
- リマインダーのインターバル(5~60分)を設定します。
リマインダーを設定すると、選択内容の概要が表示されます。この時点ではまだ、いま設定したリマインダーを削除したり炭水化物 リマインダーを追加したりすることが可能です。トレーニング セッションを開始する準備ができたら、 「今すぐ使う」を選択して、プレトレーニングモードに進みます。

水分を摂取すべき時間が来ると、腕時計が振動し、「ドリンク補給」のアラートがディスプレイに表示されます。
科学的情報
炭水化物の吸収能力はトレーニング頻度から算出されます(下の表を参照してください)。経験を積んだ熟練アスリートなら、トレーニング中の栄養補給の方法については、すでに知識がおありだと思います。トレーニング頻度データをもとに、スマート炭水化物リマインダーで提示される炭水化物の最大量(1時間あたりのグラム数)に制限が加えられます。このデータは、身体設定(これには、年齢、性別、身長、体重、最大心拍数、安静時の心拍数、最大酸素摂取量(VO2max )、有酸素性作業閾値、無酸素性作業閾値が含まれています)に基づいて心拍数と炭水化物消費量の関係を事前計算するときに使用されます。炭水化物の推奨摂取率は、心拍数データと事前計算した心拍数対炭水化物消費量の比率関係に基づいて、上下に(上限と下限の範囲内で)調整されます。

その他の読み物
誠に勝手ながら、ゴールデンウィーク期間中は、サービスセンターを下記の通り休業とさせていただきます。
2024年 4月27日(土)~ 5月6日(月)
※ゴールデンウィーク休業前の修理品のご返送は、2024年4月19 日(金)弊社到着分までとさせていただきます。但し、修理の内容によりましては休業前の対応が出来かねる場合がございますのでご了承くださいませ。
その他、修理のお問い合わせはサービスセンター info.jp@polar.com までご連絡下さい。