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ウォーキングテスト

 

ウォーキングテストでは、VO2max(最大酸素摂取量)の測定やエアロビクスフィットネスの推移の記録を、簡単で安全に、かつ何度でも行えます。自分のエアロビクスフィットネスレベルを理解することは、トレーニングを効果的に行うための重要な基盤となります。時々/定期的にトレーニングにはげむ習慣のある方には、ウォーキングテストの結果データがきっと役に立つことでしょう。このテストでは、安定したペースで、15分間でできるだけ遠くまで歩きます。このため、通常の快適なウォーキングスピードよりも速度を上げて歩くようにしてください。基本的に、歩くスピードの速さに対し心拍数が低いほど、エアロビクスフィットネスのレベルが高いと言えます。

テストはどのくらいの頻度で行うべきですか?

トレーニングプログラムの開始時にテストを行い、その後は3か月ごとにテストを繰り返すことをお勧めします。もちろん、もっと頻繁にテストを行っても問題はありません。

テスト条件

毎回のテスト前の条件は、かなり類似しているようにしてください。GPS (GNSS) はスピードを記録するために使われます。このため、テストは屋外*で行う必要があります。テストは、平らな地面または路上で実行してください。また、障害物がなく見通しの良いロケーションを選び、最適な GPS (GNSS) 性能が引き出されるようにしてください。信号や、他の障害物のために停止または減速が強いられる可能性があるルートは避けてください。高い建物、トンネル、部分的に覆われたスタジアムや木々なども、精度に影響する可能性があります。GPS (GNSS) 信号が長時間なくなると、テストは失敗します。

*Grit X2 Pro/Pacer/Pacer Pro/Vantage V3:デフォルト設定では、スピードの記録にはGPSが使用されます。しかし、Polar ストライドセンサー Bluetooth® SmartまたはSTRYD ランニングパワーメーターを使ってテストを行うことも可能です。その場合は、センサーがスピードを計測します。また、テストは屋内でも行うことが可能となります。

テストの準備

テスト実行前に、ユーザー マニュアルの健康とトレーニングに関する項目、または商品パッケージに同梱されている重要情報シートをよくお読みください。病気を患っている時、ケガをしている時、また健康状態に何らかの不安がある場合は、テストを行わないでください。テストの前日に激しいトレーニングセッションを行わないでください。また、テスト直前に食事を重めに摂ることも避けてください。身長、体重、年齢、そしてどちらの腕に腕時計を着けているかを含め、身体情報が最新のものであることを確認してください。これらの情報は結果の計算に使われます。加えて、自分の最大心拍数が分かっている場合は、これが正しく設定されていることを確認します。このデータはテスト中の強度ガイダンスに使用されますが、テスト結果に直接の影響は及ぼしません。

テストの実施

ウォーキングテストの実行時間は、ウォームアップとクールダウンのフェーズを含めて約25分間です。これにはウォームアップ (5分)、テスト (15分)、そしてクールダウン (5分) のフェーズが含まれています。テストの内訳や実行方法を見る前に、腕時計のテスト > ウォーキングテスト > 使用方法 にある手順を再度お読みください。

テスト中は、一定のペースでできるだけ速く歩きます。心拍数を最大心拍数の65%超に維持することを目安に、速く、きびきびとしたペースで歩きます。上限はありません。歩く距離が長ければ長いほど、結果の精度は上がります。なお、走ってはいけません。テストの終盤に向けてスピードアップすることは好ましくありません。最後にまだスピードアップする余力を感じる場合は、このことを心に留め、次回のテストはもう少しスピードを上げて開始するようにしてください。

心拍数を最大心拍数の65%超に維持することが難しく感じる場合は、歩くペースをあげるよう努めてください。

  1. テスト > ウォーキングテスト > スタート に移動し、下にスクロールしてテストの概要をチェックします。テスト開始の準備ができたら、次へを選択します。
  2. 健康状態に関する質問に答え、確認項目をチェックし、プレトレーニングモードに移ります。
  3. ウォーキングのスポーツプロファイルはテストに使用されます。これはテスト表示画面にパープルカラーで表示されます。腕時計がGPS衛星シグナル(GPSアイコンがグリーンに変わります)と心拍数を検出するまで、プレトレーニングモードのままで待機してください。
  4. 適切なウォームアップを始めましょう。心拍数を最大心拍数の65%超に上げること目安に、速く、きびきびとしたペースで歩きます。ディスプレイ画面のガイダンスに従って十分にウォームアップを行います。
  5. 心拍数が最大心拍数の65%を超えたか、または3分以上ウォームアップを行ったら、テストを開始できます。テストを開始するを選択し、実際のテストを開始します。
  6. テスト中は、心拍数を最大心拍数の65%超に維持してください。
  7. テストフェーズは15分後に終了します。Grit X2 Pro/Pacer/Pacer Pro/Vantage V3: OKボタンを押して確認し、クールダウンフェーズに移ります。
  8. 歩く速度をゆるめてクールダウンし、回復を促しましょう。Ignite 3: ディスプレイをタップして確定し、クールダウンフェーズに移ります。
  9. クールダウンを終えると、あなたが歩いた距離がディスプレイに表示されます。
  10. Grit X2 Pro/Pacer/Pacer Pro/Vantage V3: BACK(左下)ボタンを押してトレーニング セッションを一時停止します。一時停止したら、BACK(左下)ボタンを押しそのまま保持して、トレーニング セッションを終了します。Ignite 3: ボタンを一回押してトレーニング セッションを一時停止します。一時停止したら、ボタンを押したまま保持してトレーニング セッションを終了します。

テスト中

現在の心拍数と、維持するべき最小心拍数値がディスプレイの一番上に表示されます。ディスプレイの一番下に、経過した時間が表示されます。

テストリマインダー

  • 心拍数が低すぎる場合は (最大心拍数の65%未満に到達すると)、腕時計がアラートを発信します。これは、ウォーキング速度を高めて心拍数を上げる必要があることを意味しています。このテストは、最大心拍数の65%に到達しなくても完了できます。そのせいでテストに失敗することはありません。しかしながら、テスト中ずっと心拍数がリミット値を超えていたほうが、テスト結果の信頼性は高まります。
  • あなたが走っていること腕時計が検知すると、アラートを発信し、走るのをやめるよう促します。
  • テスト中に歩を止めると、腕時計がアラートを発信し、歩き続けるよう促します。止まっている時間が長すぎるとテストは失敗します。

テスト結果

  • テストサマリ―には VO2max(最大酸素摂取量)が表示されます。結果は、ジェンダーや年齢グループに基づき「非常に低い」から「エリート」までの範囲で等級分けされます。VO2maxの結果は、歩いた距離、テスト中の心拍数、個人の特性(年齢、性別、身長、体重)に基づいています。基本的に、歩くスピードの速さ/歩いた距離に対し心拍数が低ければ低いほど、エアロビクスフィットネスのレベルが高いと言えます。
  • テスト心拍数(テスト終了前の5分間の平均心拍数)
  • テストスピード/ペース (テスト中の平均スピード/ペース)
  • 次回のためのヒント(テストの再現性を高めるヒント。ご使用の腕時計にのみ表示されます)

最新テストの結果は、腕時計のテスト > ウォーキングテスト > 最新の結果で確認できます。

テスト結果に基づいてVO2max値をアップデートするには、結果をデータをPolar Flowアプリに同期させる必要があります。同期後にPolar Flowアプリを開くと、結果のアップデートを希望するかどうかを聞くメッセージが表示されます。

Polar Flowにテスト結果を忘れずに同期しましょう。長期的なデータに基づく分析を行う際に役立つ、すべてのテストデータを、Polar Flowウェブサービスにまとめてあります。テストページでは今までに受けたすべてのテスト内容が確認でき、またその結果データを比較することが可能です。長期にわたる進捗状況やパフォーマンスの変化を確認できます。

 

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