手首での心拍数計測

この腕時計は、Polar Precision Prime™センサー融合技術を採用、手首から心拍数を測定します。光学式心拍数計測法と、皮膚とのコンタクトによる計測法を統合した画期的なシステムにより、心拍シグナルに影響を与えるアーティファクトを回避することに成功しました。最も厳しい条件やトレーニング セッションでも正確に心拍数を計測します。

運動時の身体の状態を把握できる自覚症状(運動負荷の認識、呼吸の速さ、身体的感覚)は多くありますが、そのどれよりも、心拍数の測定は信頼性があるものです。客観的で、かつ体内および体外の両方からの要因の影響を反映するので、身体の状態を把握する信頼性のある計測値であるといえます。

手首での心拍数計測を行う際または睡眠を記録する際の腕時計の装着方法

トレーニング中(および 継続的な心拍計測 および Nightly Recharge 機能を使用中または Sleep Plus Stages で睡眠を記録中)に、正確に手首での心拍計測を実行するためには、腕時計を正しい方法で装着してください:

  • 手首の上に腕時計を装着します。手首の骨の上、指1本分以上の幅を持たせてください(下図参照)。
  • リストバンドを手首周りにきつく締めます。センサーの後面が、常にあなたの皮膚と接触している必要があります。また、腕時計が動かないよう、ぴったりと装着してください。リストバンドが緩みすぎているかどうかを確認する良い方法は、腕の両側からリストバンドを軽く押し上げて、センサーが肌から離れないことを確認することです。リストバンドを押し上げた時にセンサーのLEDライトが点いたら、正しく装着されていないということです。
  • 心拍数を正しく計測するため、計測前の数分前に腕時計を装着することをおすすめします。手や肌が冷えやすい場合は、肌を温めておくことも重要です。トレーニング セッション開始前に血行を良くしておきましょう!

トレーニング中は、デバイスの動きを最小限に抑えるため、Polarデバイスを手首の骨部分からさらに上のあたりで、リストバンドを少し強めに締めて着用してください。トレーニング セッションを開始する前に、Polarデバイスが肌になじむよう、装着後数分時間をとってください。トレーニング終了後、リストバンドを少し緩めてください。

手首にタトゥーなどがある場合、その場所では正確に読み取れない場合があるため、ない場所にセンサーを装着してください。

手首上でセンサーを固定することが難しい、またはセンサーの近くの筋肉または腱を動かすことの多いスポーツの場合は、より正確に心拍数を測定するためにチェストストラップ付きのPolar心拍センサー(Polar H10またはH9)、または腕やこめかみに当てて心拍数を測定するPolar OH1光学式心拍計を使用することが推奨されます。 Polar H10およびH9心拍センサーは、心拍数の急激な上昇または下降に反応するので、クイックスプリントを伴うインターバルタイプのトレーニングには最良のオプションで、トレーニングに最高の精度をもたらします。 Polar OH1 は腕、またはこめかみに当てて心拍数の測定を行う、コンパクトで多用途に使える光学式心拍計です。 多用途に使え、またチェストストラップ式心拍センサーや、手首型心拍計測デバイスなどと併用することで、さらにオプションが広がります。 詳細については、対応センサーをご確認ください

手首での心拍計測の最高性能を維持するには、腕時計を清潔に維持し、傷を防いでください。汗をかいたトレーニング セッション後は、腕時計を低刺激石鹸と水溶液で洗い、流水ですすぐことが推奨されます。そして、柔らかいタオルで乾かします。充電する前には完全に乾かしてください。

手首での心拍数測定または睡眠/Nightly Rechargeの記録を行うときに腕時計を装着する

リストストラップを少し緩めて、余裕をもたせ、肌が空気に触れるようにしてください。通常の腕時計と同様に腕時計を装着します。

時々、手首を空気に触れさせることをおすすめします。特に肌が敏感な方には重要です。腕時計を取り外して充電します。これにより、皮膚と腕時計を同時に休めることが可能になり、次のトレーニングイベントに向けて準備することができます。