ウォーキングテスト

ウォーキングテストは、VO2maxの測定や、エアロビクスフィットネスの変化のチェックを、簡単で安全に、かつ何度でも行える方法です。自身のエアロビクスフィットネスレベルを理解することは、効果的なトレーニングの重要な基盤となります。時々/定期的にトレーニングにはげむ習慣のある方には、ウォーキングテストの結果データがきっと役に立つでしょう。トレーニングプログラムの開始時にテストを行い、その後は3か月ごとにテストを繰り返すことをお勧めします。もちろん、もっと頻繁にテストを行っても問題はありません。

このテストでは、安定したペースで、15分間でできるだけ遠くまで歩きます。これは、通常の快適なウォーキングスピードよりも速く歩くことを意味します。ウォームアップ中に、最大心拍数の65%超を目安に心拍数を上げ、その後はテスト中ずっと、速く、きびきびとしたペースで歩くことでその心拍数を維持してください。自分のVO2max結果は、歩いた距離、テスト中の心拍数、個人の特性 (年齢、性別、身長、体重) に基づいています。歩くスピードの速さに対し心拍数が低いほど、エアロビクスフィットネスのレベルが高いと言えます。

テストの実施

テスト実行前に、ユーザー マニュアルの健康とトレーニングに関する項目、または商品パッケージに同梱されている重要情報シートをよくお読みください。病気を患っている時、ケガをしている時、また健康状態に何らかの不安がある場合は、テストを行わないでください。身長、体重、年齢、そしてどちらの腕に腕時計を着けているかを含めた身体情報が最新のものであることを確認してください。これらの情報は結果の計算に使われます。GPS (GNSS) はスピードを記録するために使われます。このため、テストは屋外で行う必要があります。

テストは、平らな地面または路上で実行してください。また、障害物がなく見通しの良いロケーションを選び、最適な GPS (GNSS) 性能を引き出してください。停止または減速が必要となる可能性がある、信号やその他の障害や邪魔になるものがあるルートは避けてください。高い建物、トンネル、部分的に覆われたスタジアムや木々なども、GPS (GNSS) の精度に影響する可能性があります。

毎回のテスト前の条件は、偏りなく類似しているようにしてください。たとえば、前日に激しいトレーニング セッションを行ったり、テスト直線に食事を多めにとっていたりすると、テスト結果が混乱する可能性があります。テスト中は無理のない一定のペースでできるだけ速く歩きます。走ってはいけません。心拍数を、最大心拍数の65%超に維持するよう努めてください。上限はありません。歩く距離が長ければ長いほど、結果の精度は上がります。心拍数が低すぎる場合は、腕時計がアラートを発信します。これは、ウォーキング速度を高めて心拍数を上げる必要があることを意味します。

ウォーキングテストの実行時間は、ウォームアップとクールダウンのフェーズを含めて約25分間です。これにはウォームアップ (5分)、テスト (15分)、そしてクールダウン (5分) のフェーズが含まれています。テストの内訳や実行方法を見る前に、腕時計の取扱方法詳細テスト > ウォーキングテスト > 使用方法を再度お読みください。

  1. テスト > ウォーキングテスト > スタート に移動し、下にスクロールしてテストの概要をチェックします。テスト開始の準備ができたら、次へを選択します。
  2. 健康状態に関する質問に答え、確認項目をチェックし、プレトレーニングモードに移ります。
  3. ウォーキングのスポーツプロファイルはテストに使用されます。これはテスト表示画面にパープルカラーで表示されます。腕時計がGPS衛星シグナル(GPSアイコンがグリーンに変わります)と心拍数を検出するまで、プレトレーニングモードのままで待機してください。
  4. 適切なウォームアップを始めましょう。心拍数を最大心拍数の65%超に上げること目安に、速く、きびきびとしたペースで歩きます。ディスプレイ画面のガイダンスに従って十分にウォームアップを行います。
  5. 心拍数が最大心拍数の65%を超えたか、または3分以上ウォームアップを行ったら、テストを開始できます。テストを開始するを選択し、実際のテストを開始します。
  6. テスト中は、心拍数を最大心拍数の65%超に維持してください。
  7. テストフェーズは15分後に終了します。OKボタンを押して確認し、クールダウンフェーズに移ります。
  8. 歩く速度をゆるめてクールダウンし、回復を促しましょう。
  9. クールダウンを終えると、あなたが歩いた距離がディスプレイに表示されます。
  10. BACK(左下)ボタンを押してトレーニング セッションを一時停止します。一時停止したら、BACK(左下)ボタンを押しそのまま保持して、トレーニング セッションを終了します。

テスト中:現在の心拍数と、維持するべき最小心拍数値がディスプレイの一番上に表示されます。ディスプレイの一番下に、経過した時間が表示されます。

テスト結果

  • テストサマリ―は VO2max が示されます。結果は、ジェンダーや年齢グループに基づいて「非常に低い」から「エリート」までの範囲で等級分けされます。
  • テスト距離 (テスト中に歩いた距離)
  • テスト心拍数 (テスト終了前の5分間の平均心拍数)
  • テストスピード/ペース (テスト中の平均スピード/ペース)
  • 次回のためのヒント (テストの再現性を高めるヒント。ご使用の腕時計にのみ表示されます)

最新テストの結果は、テスト > ウォーキングテスト > 最新の結果 で確認できます。

注) テスト結果に基づいてVO2max値をアップデートするには、結果データをPolar Flowアプリに同期させる必要があります。同期後にPolar Flowアプリを開くと、結果のアップデートを行うかどうかを聞くメッセージが表示されます。

Flowウェブサービスとアプリにおける詳細分析

Polar Flowに忘れずに同期しましょう。長期的なデータに基づく分析を行う際に役立つ、すべてのテストデータを、Polar Flowウェブサービスにまとめてあります。テストページでは今までに受けたすべてのテスト内容が確認でき、またその結果データを比較することが可能です。長期にわたる進捗状況やパフォーマンスの変化を確認できます。