夜間の皮膚温
夜間の皮膚温計測では、睡眠中の皮膚温が自動的に記録されます。記録結果は28日間の平均値と比較され、平均値との差が表示されます。皮膚温の差を追跡することは、身体状態の変化を検知するのに役立ちます。
通常はおよそ+37℃ (98.6 °F) でかなり安定している深部体温とは対照的に、皮膚の温度はもっと大幅に変動する可能性があります。これは、肌の血流を変えることによって、身体が深部体温を調整しているためです。また、環境要因も皮膚温に影響します。通常、皮膚温との差が+-1℃ / +-1.8℉以内に収まっている場合、それは普通であると見なされます。室温が低めだったり、または寝ている間に手が布団から出ているなど、環境要因によって体温が下がることはままあります。体温が高めの場合、それは病気になりかけている徴候である可能性があります。高めの体温は、月経周期の後半(排卵期と分泌期)であることを示している可能性もあります。
皮膚温の計測機能は体温計として使うことはできません。この機能は絶対的な温度ではなく、平均皮膚温との差のみを示しています。体調が優れない場合は、体温計を使って体温をダブルチェックしてください。
この体温計測機能やデータは、医療目的、診断、治療には使えません。
- 夜間の皮膚温計測機能を作動させるには、継続的な心拍計測を有効にする必要があります。継続的な心拍数計測を有効にするには、「設定」 > 「基本設定」 > 「継続的な心拍数計測」に進み、「オン」または「夜間のみ」を選択します。
- 睡眠時には、リストバンドを手首周りにしっかりと締め、腕時計を装着します。詳しい装着手順は、手首での心拍計測を参照してください。
- 夜間の皮膚温の結果を腕時計に表示するには、その前に腕時計を3晩装着する必要があります。3晩が経過するとあなたの平均皮膚温が分かり、ベースライン(ゼロ)として表示されます。ベースラインの計算には、直近の過去28晩が考慮されます。
アプリで皮膚温データを見るには、腕時計をPolar Flowアプリと同期します。腕時計を同期するには、Polar Flowアプリを使用しなければいけないことにご注意ください。コンピューターでPolar FlowSyncソフトウェアを使って皮膚温データを同期することはできません。
Polar Flowアプリで、メニューから皮膚温を選択します (1)。皮膚温表示 (2) では、昨晩の計測結果をチェックしたり、1週間または1か月間にわたる皮膚温の変動を見たりすることができます。ダイアリー (3) のカードでは、昨晩の計測結果を確認することも可能です。カードをタップすると、皮膚温表示が開きます。
腕時計があなたが起きたことを検知すると、睡眠中に計測された皮膚温が平均皮膚温と比較され、平均値との差が表示されます。文字盤から左右にスワイプし、 夜間の皮膚温表示に移動します。
腕時計が睡眠のサマリーをまだ作成していない場合は、睡眠状態のトラッキングを手動で停止することもできます。腕時計が4時間以上の睡眠を検知すると、夜間の皮膚温表示にはZzz...と表示されます。ディスプレイをタップすると、お目覚めですか?という表示が現れます。タップして確定すると、 腕時計に睡眠のサマリーが直ちに表示されます。睡眠が認識されないと、皮膚温は提供されません。
夜間の皮膚温表示に含まれる情報は:
- 平均皮膚温との差。
- 通常のレベルと比較したときの皮膚温。スケール:通常より低い – 通常 – 通常より高い – 通常より非常に高い。
差が+-1℃ または +-1.8℉以内に収まっている場合、それは通常と見なされます。平均皮膚温との差が+2℃または+3.6℉を超えている場合、それは通常より非常に高いと見なされます。 - 直近の過去7晩の皮膚温の計測値を示すグラフ。
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