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Polar Ignite 3/Vantage V3におけるポジショニング

Polar Grit X2 Pro/Ignite 3/Vantage V3は内蔵のGPS (GNSS) により、様々なアウトドアスポーツにおけるスピード、ペース、距離、高度を測定します。またトレーニング セッション後には、Polar FlowアプリおよびPolar Flowウェブサービスのマップでルートを確認できます。腕時計はGPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSといったシステムを同時に使用し、地球上どこでも最大の精度を達成しています。デフォルトでは、この腕時計はデュアルバンドGPSも活用し、特に難しい使用条件において位置精度を改善しています。代わりに、腕時計では省電力のシングルバンドGPSモードを使用することもできます。シングルバンドGPSモードでは、難しい使用条件における結果の精度は落ちますが、動いている間の電池寿命は改善されます。この設定は、「一般設定」>「衛星位置情報」から実行できます。「より良い精度」(デュアルバンドGPS)または「省電力」(シングルバンドGPS)を選択します。

腕時計で省電力オプションを使うと、トレーニング時間を延長することが可能となります。たとえば、GPS記録間隔をより低い頻度に (1秒から1分または2分に)下げることなどもその一例です。GPS記録間隔をより低い頻度に変更すると、スピード/ペース、距離、ルートトラッキングの精度が低下する場合があります。

衛星修正には、4台以上の衛星が必要です。修正後はさらに多くの衛星が発見されるため、衛星の数は増えることになります。位置計算のために使用できる衛星の理論的最大数は64台です。A-GPSを使用していると、補助衛星の数はもっと簡単に増やすことができます。修正が完了してトレーニング セッションがスタートすると、腕時計はさらに多くの衛星を移動中の計算に追加しようとします。

A-GPS(補助 GPS)とは?

A-GPSデータが、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSを用いた衛星の予測位置情報を腕時計に表示します。これによって、腕時計は衛星を探す位置を予測できるようになります。このため、よりスピーディに初期位置を定義し、位置データの精度を上げることができます。

A-GPS(補助GPS)データは1日に1回、更新されます。最新のA-GPS(補助GPS)データファイルは、腕時計をFlowSyncソフトウェアまたはPolar Flowアプリ経由でFlowウェブサービスに同期する度に、自動的に更新されます。

A-GPS(補助GPS)データファイルは最長14日間有効です。そのうち、最初の3日間のデータの精度が比較的高く、残りの日数において精度は次第に低下します。定期的に更新することにより、瞬時の衛星の捕捉を可能にします。

A-GPS(補助GPS)データを最新の状態に保つには?

Polarデバイスで、現在のA-GPS(補助GPS)データファイルの有効期限を確認できます。「設定」>「基本設定」>「腕時計について」>「各同期でアップデート済みの補助GPS有効期限」:XXXX年XX月XX日 に移動してください。データファイルの有効期限が切れている場合は、FlowSyncソフトウェアを介して、または、Polar Flowアプリを使用して、腕時計をPolar Flowウェブサービスに同期し、A-GPS(補助GPS)データを更新します。A-GPS(補助GPS)データファイルの有効期限が切れると、現在位置を取得するのに長い時間がかかる場合があります。

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