サイクルパワーについて
自転車を漕ぐ時は、自転車のペダルに力をかけて前に進みます。パワーセンサーは、この力とケイデンスからなるサイクルパワーを計測します。
左右バランスは、両足におけるパワー比率です。どちらかの足がもう片方よりも強くなる傾向があります。
サイクルパワーを測定することで、サイクリングパフォーマンスとペダリング技術の確認と向上に役立ちます。これにより、異なるレベルの負荷や天候条件における体感の違いや、その他様々な要素を確認できます。心拍数とは異なり、パワー出力は費やす力の絶対的かつ客観的な数値です。このため、同じ性別で身長・体重などが近いサイクル仲間とパワー値を比較したり、体重1kgあたりのワット数を比較することで信頼度の高いデータが得られます。パワーゾーンに対する心拍数の変化を知ることもトレーニングの理解に役立ちます。
Kéo Power Bluetooth® Smartペダルセット(ペダルとトランスミッター2セットまたは、1セット)、およびトレーニングセッション中にペダルからのパワーデータを受信し表示する PolarV800またはPolar V650といった対応のBluetooth Smart Readyトレーニングデバイスが必要です。セッション後に、データをPolar Flowモバイルアプリに同期し、その場で確認できます。Flowアプリは自動的にデータをPolar Flow ウェブサービスに同期し、より詳細な分析を可能にします。
Kéo Power Bluetooth® Smartは、各ペダルに8つ搭載された高感度のひずみゲージが、両足それぞれのペダルからパワーを直接測定します。これは市場においても精度が高く、汎用性の高いデバイスの一つです。Kéo Power Essential Bluetooth® Smart に含まれるペダルトランスミッターは1台のため、片方の足のみのパワーをもとに計測します。
ビンディングペダルは、力をより効率的に使い、ペダリング技術を向上するのに役立ちます。通常のペダルでは主にダウンストロークのみをコントロールしますが、ビンディングペダルならペダルストロークの全てをコントロールできます。
必要に応じて選べます。パワーセンサーのみを使いたい方もいらっしゃれば、心拍数、スピードセンサーを使用する方もいらっしゃいます。どちらの方法にするかは、どの程度詳しい情報を求めるかによって選べます。プロのサイクリストは両方の方法を組み合わせることで、最大限のトレーニングデータを活用します。心拍数を計測すると、トレーニング負荷や回復状態の機能を利用できます。これにより、オーバートレーニングやアンダートレーニングを避けられます。
通常表示される平均心拍数、速度、ケイデンスなどの一般的な数値に加えて、数種のパワー関連の数値によりサイクルセッションをさらに詳しく分析できます。

標準化パワーは、サイクリング中の自然なパワー変動を考慮します。パワーの変化の記録を調整して、セッションがどの程度ハードなものであったかより正しく評価できる点で、平均パワーとは異なります。結果には、以下のパワー関連の数値があります:
- 平均パワー [w]:セッション中の平均パワー。最大パワーも平均値の下に表示されます。
- 標準化パワー [w]:セッション全体を通して標準化されたパワー。
- 20分間標準化パワー [w]:20分間で標準化された最大パワー。
- 60分間標準化パワー [w]:60分間で標準化された最大パワー。
トレーニングを重ねパワー値が高まれば、サイクリングパフォーマンスの向上を意味します。
趣味で楽しむサイクリストの一般的な数値は、フィットネスレベルにより100~300ワット位です。プロのサイクリストは約400ワットを出力できます。また、プロのサイクリストは短時間なら700ワット、またはそれ以上のパワーを出力できます。
トレーニングセッション中に、左右のペダルストロークを視覚的に確認できます。V800では、下記の円グラフ表示で濃いグレーのエリアがポジティブフォース(前進力)を示しています。薄いグレーのエリアは、ペダルストロークにおいて最大の力を使用したエリアです。黒のエリアは、力がかかっていない部分で、ネガティブフォースエリアと呼ばれます。
ポジティブフォース(前進力)のエリアがより広い方が理想的です。様々な漕ぎ方を試し、どのようにポジティブフォース(前進力)のエリアに影響するかを確認してみてください。
例の図のペダルストロークでは、サイクリストの左足が74%のポジティブフォース、右足は60%のポジティブフォースを記録しています。

通常両足の力には差があるので、左右のバランスを均一にするとはあくまで理論上のことです。長距離走行時では、左右のバランスをモニタリングする必要があります。まずご自身にとっての標準的な範囲を把握し、そこから変化があった際に把握することができます。
左右バランスの差を小さくすることを目標にしましょう。これによりパフォーマンス向上と、長距離走行での身体への負荷による怪我などを避けることにつながるでしょう。
はい、できます!取り付けや自転車間の付け替えも簡単です。
誠に勝手ながら、ゴールデンウィーク期間中は、サービスセンターを下記の通り休業とさせていただきます。
2024年 4月27日(土)~ 5月6日(月)
※ゴールデンウィーク休業前の修理品のご返送は、2024年4月19 日(金)弊社到着分までとさせていただきます。但し、修理の内容によりましては休業前の対応が出来かねる場合がございますのでご了承くださいませ。
その他、修理のお問い合わせはサービスセンター info.jp@polar.com までご連絡下さい。
Success! ##